だいじなこと

アーチェリーの道具について

お使いいただく道具の事です

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お願いですから、私たちが「大丈夫」というまで、道具を買わないでください。会員になれば道具のレンタルが無料ですから、最初はそれらをお使いいただくことをお勧めします。

            

乗馬とアーチェリーは、少し前までは上流階級の特権のようなスポーツでした。特にアーチェリーは「お嬢様スポーツ」などと言われた時代もあり、見た目にも優雅なスポーツといった印象を受けます。そのため使っている道具が「高い」と思われている方がいらっしゃるようです。

            

車や自転車、それにオーディオや家具などと同じで、アーチェリーにも高級ブランドがあり、趣味性の高い製品の中には高額なものもあります。高性能を謳った高額品もありますが、自分が住んでいる都道府県代表のようなレベルを目指すのでなければ、最初からそこまでのものは必要ありません。

            

車の運転免許を取得したばかりの若葉マークのドライバーが、F1レースなどのフォーミュラーカーに乗ったとしても、その性能を発揮することはできません。アーチェリーも同じで、扱いきれない性能に振り回されるよりも、自分のスキルに合わせた道具でレベルアップしていくことが大切だと考えております。

            

最初は道具を買う必要もないと思うのですが、最初から自分専用の道具を買いたいという相談を受ける事も多いです。弓はハンドル(手で持つ部分)・リム(ハンドルの上下に取り付けられている、しなりを持たせる部分)・ストリング(弦)・レスト(矢をのせる部分)の4つがあれば、矢を飛ばすことができます。狙いをつけるためのサイトを5つめの部品に加えてもいいのですが、これらを全部合わせても2〜3万円程度で十分な性能を持つものがあります。最初は自分の矢を買う必要もありません。私たちが用意しているものを、遠慮なく使ってください。

            

私たちは少しでもお手軽にアーチェリーを楽しんでいただきたいと考えておりますが、本当に大切なものを犠牲にしてまでコストダウンしたいとは考えておりません。そのためレンタルの道具も、皆さまへ販売する道具もすべて、信頼できる先から信頼できる製品を購入しております。レッスンを受けられるすべての方に、スポーツ傷害保険にも加入しております。衛生面を考慮して、レッスンを受けられるすべての方に、新しいストリング(弦)をお渡ししております。

            

最初から「10万」「20万」などと高額な商品を勧められ、言われるがままに買われる方も多いように見受けられます。しかし本当に自分のレベルに合ってるかどうかもわからない状態で、いきなり高額な道具を購入するのも考え物です。私たちは、むやみに高い製品をおすすめしません。「高剛性」「高反発」などのカタログスペック上での高性能は、優れた技量が備わった人でないと使いこなすことはできません。私たちと一緒に世界を目指しているジュニア達は、近くの山で切ってきた竹で作った弓で最初の基礎練習を積んでいます。

            

アーチェリーの道具は、すべて消耗品です。高いから耐久性が高いわけでもありません。最初は安いのを買って壊れるほど使い倒して、誰が見てもレベルアップしたと思われる時に、機材のステップアップをおすすめしております。

            

わかりやすくお伝えすると、高い道具を最初に勧められても、すぐには買わない方がいいということなのです。レベルアップに応じた道具のステップアップにつきましては、私たちがわかりやすくお伝えいたします。

子供たちへの指導について

私たちの考え

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スポーツの現場では「教育」や「指導」と称して忍耐力をつけさせようとして、大人が子供に無理を押し付ける光景をよく目にします。しかしそれでは子供たちにストレスを与えるばかりで、本当に可能性を伸ばせているか疑問が残ります。

            

自分が放った矢が的を射抜く爽快さは、他のスポーツでは得ることができません。子供たちには取り扱いに熟知してもらい、健康で楽しいスポーツライフをのびのび送ってもらいたいものです。

            

アーチェリーは弓矢であり、殺傷能力が高い飛び道具です。昔は狩りに使われ、鉄砲が発明されるまでは殺戮のための兵器として使われてたのはご存知の通りです。

            

包丁やハサミなど、私たちの周囲には凶器になりかわるものが数多く存在します。しかしそれらの凶器も正しく使われることで、生活を支える大切な道具になっています。

            

アーチェリーは凶器になりかわる飛び道具でありながら、誰もがスポーツ用品として愛好することができます。銃のように所持するための規制も、面倒な手続きも必要ありません。

            

子供たちには安全と危険の両面についてしっかり学んでもらい、感情をコントロールできる豊かな人間性を育みながら、楽しくトップレベルを目指してもらいたいと考えております。

            

私たちはジュニアスポーツの専門家と、最先端のスポーツ医療チームと一緒になって、現在考えられる最高の環境をご用意させていただきます。

            

根性論が何も生み出さないとは思いませんが、私たちがご用意する近道をつかって、合理的にトップレベルを目指してみませんか。

何度も何度もキスをします?

アーチェリーのストリング(弦)について

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機材を使うスポーツでは、自分が使う道具は自分の身体の一部となって機能を発揮します。そのため道具に対しての愛情が必要だと言われることもあります。

            

アーチェリーは弓矢のスポーツですが、特にその傾向が強くあらわれます。それは、ある道具に、優しくキスをする必要があるからです。

            

弓に矢をつがえて引いた時に、よほど特別な事情がないかぎり、ストリング(弦)が口元に当たるようになるのです。仕方がないことだとは言え、これではレンタルの道具を使うのが心配になってしまいます。

            

好きな人との間接キッスなら美しい話にも思えるのですが、見知らぬ方とでは、そのような関係は遠慮したいところです。それにスポーツを楽しむ上でも様々な感染症から身を守らなくてはなりませんので、清潔であるに越したことはありません。

            

私たちは皆さまに道具をお貸し出しする最初の回に、新品のストリング(弦)をお渡ししております。私たちのレッスンでは、レンタルの道具を使われる方であっても、ストリングだけは自分専用のものを清潔にお使いいただけます。ストリングに痛みが生じた場合は私たちが修理いたしますし、口に触れる部分が汚れてしまった場合はお取替えしますのでので安心です。

            

残念ながら、私たちのレッスンでは間接キッスは期待できませんのでご了承ください。